主張すべきことは主張する、いつでも毅然とそして礼節を忘れない国へ

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声の大きい者は、中身が空っぽである。
でも社会では声の大きい者が、評価される。
それは評価する側に具眼の士がいないからであろう。黙々と決められた職務を遂行し、淡々とその任を全うした者に対して、社会は余りに冷たいことが多い。

(荘子)介子推至忠也,自割其股以食文公文公後背之,子推怒而去,抱木而燔死。


介子推は至忠なり、自らそのももを割いて以って文公に食べさせた。文公は後に背き、介子推は怒って去った、そして樹を抱いて焼け死んだ。
春秋時代の故事である。文公とは文公重耳であり、覇者となった人である。
文公が背いたとはどういうことだろうか?

(史記)文公元年春,秦送重耳至河。咎犯曰:「臣從君周旋天下,過亦多矣。臣猶知之,況於君乎?請從此去矣。」重耳曰:「若反國,所不與子犯共者,河伯視之!」
乃投璧河中,以與子犯盟。是時介子推從,在船中,乃笑曰:「天實開公子,而子犯以為己功而要市於君,固足羞也。吾不忍與同位。」乃自隱渡河。秦兵圍令狐,晉軍於廬柳。二月辛丑,咎犯與秦晉大夫盟於郇。壬寅,重耳入於晉師。丙午,入於曲沃。

文公元年春、秦は重耳を黄河まで送った。咎犯は「私は君に従って天下を巡り、過ちが多かった。私もこのことは分かっています。ましては君ならなおさらでしょう。ここで去ることをお許し願いたい」と言った。重耳は「何ということを・・・。帰国後も貴方を重用することを誓おう。河の神御覧あれ」と壁を黄河に投げ入れ、咎犯と誓った。この時介子推は船の中で笑って言った。「公子の運を開いたのは、天であるのに、咎犯は、己の功として、君に報酬を要求した。これは固より恥ずべき事だ。私は彼と共にあることには堪えられない。」介子推は身を隠して入国した。その後は訳を省略。

文公修政,施惠百姓。賞從亡者及功臣,大者封邑,小者尊爵。未盡行賞,周襄王以弟帶難出居鄭地,來告急晉。晉初定,欲發兵,恐他亂起,是以賞從亡未至隱者介子推。推亦不言祿,祿亦不及。推曰:「獻公子九人,唯君在矣。惠、懷無親,外内□之;天未絶晉,必將有主,主晉祀者,非君而誰?天實開之,二三子以為己力,不亦誣乎?竊人之財,猶曰是盜,況貪天之功以為己力乎?
下冒其罪,上賞其奸,上下相蒙,難與處矣!」其母曰:「盍亦求之,以死誰対?」推曰:「尤而效之,罪有甚焉。且出怨言,不食其祿。」母曰:「亦使知之,若何?」對曰:「言,身之文也;身欲隱,安用文之?文之,是求顯也。」
其母曰:「能如此乎?與女偕隱。」至死不復見。
介子推從者憐之,乃懸書宮門曰:「龍欲上天,五蛇為輔。龍已升雲,四蛇各入其宇,一蛇獨怨,終不見處所。」文公出,見其書,曰:「此介子推也。吾方憂王室,未圖其功。」使人召之,則亡。遂求所在,聞其入撓上山中,於是文公環撓上山中而封之,以為介推田,號曰介山,「以記吾過,且旌善人」。


文公が即位し、政治を始めると共に論功行賞が行われた。介子推は、論功行賞の対象に入らなかったが、禄について介子推は言及せず、禄も介子推に与えられなかった。
「献公の子は9人いて、今は君を残すのみとなった。天はを絶えさせず、必ず主がおり、の祀の主は、君ではなければ誰であろうか?天が運を開いたのに、二三の者が、己が功とする、偽りでは無いと言うのか?人の財を盗むのを盗人と言うが、天の功を盗むものは何と呼ぶのだろうか?下はその罪を冒し、上はその奸を賞す。上下が騙しあう、共にいるのは難しい。」と介子推は嘆いた。介子推の母親が言った。「功を明らかにすればいいのでは?死を以って誰に答えるのですか?」
介子推は答えた。「このことを知っててそれをするのはさらに罪が重い。さらには恨み言まで言って、その禄を食むことはできない。」母親は言った。「このことを知らしめればいいではないですか?」介子推は言った。「言葉は身の文(飾り)である。身を隠したいと思う。どうしてこれを飾る必要があるだろうか?これを飾ることは、明らかにすることを求めていることになる。」
母親は「では皆で隠れましょう。」といい、死ぬまで現れなかった。
介子推の従者が、これを哀れみ、宮門に書をかけた。
「龍は天に上ろうとして、五蛇はこれを輔ける。龍はすでに雲に升り、四蛇はそれぞれその所を得たり。一蛇は怨みを抱き、居所は不明なり。」
以後の訳は省略。
功あって功を誇らない者が報われなければ、中身の無い人間だけが、世にあふれるだろう。

私は、介子推に笑われるだろう、お前は天の功を盗むものだと。
人の上に立つ者は須らく目が良くなければならない。
おそらくその功績の背後には、功を誇らない者がいるのだから。

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